費用の安さを宣伝にしているレンタルオフィスを多く目にしますが実際にいくらかかるのか具体的な金額がやはり気になるところです。
レンタルオフィスを事務所として借りる場合にかかる費用を項目別に見ていきましょう。
■賃料
月額賃料が平均的でスタンダードな日本橋エリアで個室オフィスをレンタルした場合、賃料は坪単価11,900円~13,900円が相場です。
(※ワンフロア面積が25坪以上の小型ビルから100坪未満の中型ビルまで)
また家賃相場は同じ東京23区内でもエリアによって大きく異なり、丸の内や品川など山の手線上の物件、青山や霞ヶ関、銀座など山の手線内の物件のほか東京駅周辺など特に交通アクセスの良い地域は人気があり賃料も高めに設定されています。
中でも銀座・東銀座エリア、青山・表参道・外苑前エリア、渋谷・原宿・神宮前エリアは家賃相場が最も高く新橋などのオフィス街と比べ1.5倍から2倍の賃料となっています。
立地にこだわりがなければ同じ山手線内でも賃料が安い御徒町や駒込、さらにコストパフォーマンスを重視するのであれば山手線から外れる錦糸町や浅草など相場の安い駅周辺で探すのもひとつの手です。
■敷金・礼金
一般的な賃貸物件とは違い賃貸契約のないレンタルオフィスのほとんどは敷金、礼金といった賃貸借契約時に必要な担保金や手数料は請求されません。
その代わり別途保証金が発生するケースが多いです。
■保証金
大体家賃の一か月~三か月程度でオフィス面積やビルにより差があります。
通常なら賃料の半年~10か月分程度の保証金が必要な賃貸オフィスと比べると割安です。
■入会金
会員制レンタルオフィスなどは入居時に入会金が必要となります。
オープンスペースで10,000円~、個室オフィスは50,000円~100,000円以上と幅があり料金形態については各運営会社により異なりますので事前に確認が必要です。
■年会費
賃料の一か月分もしくは20,000円~30,000円程度。
余分な経費にも思えますが入会する事により会議室など別途レンタル料がかかる付帯施設の利用料金を割引きしてくれたり、無料で借りられるところもあります。
その他、運営会社によって各種オプションやサービスを受けられるレンタルオフィスもありますが賃貸契約の際にあれやこれやと勧められるままオプションを付けてしまうと結果的に通常の賃貸物件の家賃を上回る高額な支払いとなり兼ねませんので、事前に必要なサービスを見定め、シミュレーションして選ぶ事をおすすめします。